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救急隊のみた救急医療の実際

03.1.16

越谷市消防職員協議会副会長  中村隆雄さん      


 

救急隊の119番に電話が入ってから、出動、現場到着、患者の観察、病院探し、搬送という流れを説明していただきました。その場面場面で生じる問題などについても、救急の第一線の実際の経験に基づいて、話をしてくれました。
 私たち市民は、「救急車が来れば大丈夫」という意識が頭のどこかに根強く残っていますが、問題はその先で、受け入れてくれる病院を探すのに苦労する状況にあります。
 越谷市では、市民病院と獨協医大があり、また小児医療センターも稼働して、小児救急については受入に支障は出ていないとのことですが、精神科救急では断られることが多く、苦労しているとのことでした。また輪番制も、たんなる病院の輪番では必要な科目が揃わず、やはり各科の輪番が必要だと述べていました。
 
●ドクターカーについては必要性を感じてないとのことでした。早い輸送先の病院が決定できれば一番よく、検索に時間がかかることがあり、入院可能なベット数や診療科目の更新が正確でないケースが報告されました。

●マスコミでも毎日のように、医療事故や医療訴訟の記事が載りますが、そういう社会状況の中で、医療機関が危険をおかさないよう身を守ることを第1に考えるようになるのも必然で、ますます赤字部門の救急を行わない医療機関や救急患者の受入を断る医療機関が増えることも、必然と感じました。
 その意味では、公的病院がいかに救急医療を担うかが、救急医療充実のための大きな要素になると思います。そしてそのためには、私たち市民が税金の使い方を含めて、県や市、医師会などに、きちんと意見を言っていくことが大切です。

与野産業文化センターにて      中村さん →

集まった38名の皆さん